看護師、本当に辞めますか?
看護師の離職率が高い理由
今、日本の看護師不足は、深刻な問題になっています。
日本看護協会の調査によると、2011年度の看護職員離職率は、常勤 10.9%、新卒 7.5% と発表されています。
また、厚生労働省の発表によると、2011年から2015年にかけて、最大で約5万6000人の看護師が不足するとも言われています。
看護師さんの存在は、今までもこれからも絶対必要です!
ますます高齢化が加速する日本においても、看護師さんの離職率は大きな不安材料なのです。
でも、なぜ看護師は離職率が高いのでしょうか?ここでは、2つの理由を紹介します。
◆夜勤の負担
看護師さんであれば、夜勤を経験したことのある方は多いと思います。この夜勤の負担が大きい病院ほど離職率が高いと言われています。どうしても生活のリズムが崩れてしまう夜勤。自律神経などの乱れが生じ、心身のバランスを崩してしまうのです。また、お子さんがいる看護師さんであれば夜勤も難しくなりますよね。
病院側も、夜勤の時間帯内の休憩の確保、子育て中の方には夜勤が免除・24時間保育所の完備などのさまざまな解決策を打ち出しています。
◆結婚・育児
女性が大半をともなう看護師さんの場合、結婚・出産で大きく生活が変わり、看護師を続けられなくなってしまう事が少なくありません。多忙な看護業務と育児や家事を両立させる事はとても難しいのです。両立させるためには、家族や病院側のバックアップが必要不可欠です。
辞めてしまうその前に
さまざまな理由で「もう、辞めてしましたい!」と思うことは誰だってあると思います。
心身の不調が続き、限界を感じているのなら、我慢を続けずに休職や退職を考えた方が良いでしょう。健康第一です!
無理をする必要はありません。
しかし、「まだ続けたい!」という気持ちが少しでも残っているのであれば、一度立ち止まり、ゆっくり自分の心と会話をする時間をとってみる事をおすすめします。自分の心と向き合うことで、違った何かが見える事もあるでしょう。自分が看護師を志した理由や、やりがいを感じた事を思い出してみても良いですね。その上で、まだ働けそうであれば、自分が活躍できる職場で、自信を持って看護スキルを活かして欲しいと思います。
働く場所を変えてみる事によって仕事が楽しいとまた思えるようになった方もいます。例えば、東京の忙しい病院で日々仕事に追われてストレスが溜まっていた看護師の方が沖縄の病院に転職し、仕事の負担が減り、ストレスも軽減されたケースもあります。もし、忙しい病院に勤務している方で疲弊しているのであれば沖縄の病院に転職していみることを考えてみるのもいいかもしれません。
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きっと看護師さんになるまでに、たくさんの苦労を重ねてきたことでしょう。看護師さんとして活躍している時間も、たくさんの事に悩み葛藤し、乗り越えてきたのだと思います。
せっかくなれた「看護師」という職業です。
看護師でいる事をあきらめてしまわずに、自分ができる事をゆっくり探していきましょう。