質の良い睡眠をとるために
不眠に悩む看護師さん
「しっかり眠ってるつもりでも朝きつくて起きられない」
「明日の事が気になってしまい、なかなか眠れない」
不眠で悩む看護師さん、とても多くいらっしゃいます。長期間不眠が続いてしまうと、精神疾患になってしまうリスクも高まります。人間にとって睡眠はとても大切です。質の良い睡眠がとれずにいると、心身への負担は大きくなります。
ではなぜ、看護師さんには、不眠に悩む方が多いのでしょうか?
その大きな原因となっているのが「夜勤」です。
人には「体温リズム」というものがあります。
日中は高い温度を維持し、夜から下がり始め、夜明け前に最低体温となります。
そして朝になると再び体温が上昇していくのです。
この体温リズムは、夜勤になれたからと言って修正できるものではありません。どうしても夜勤になると、体温リズムに逆らった生活になるので、心身への不調をきたしてしまうのです。リズムが狂うと自律神経系やホルモン分泌系が乱れ、不眠症など精神疾患につながってしまいます。
解決策
◆朝しっかり日光を浴びる
日光を浴びることで、体内時計が1日の時間と同じ24時間に調整されます。
◆眠る前は、テレビ・携帯など強い光を放つものの利用はしない
強い光は、脳に強い刺激を与えてしまいます。少なくても、睡眠1時間前は避けた方が良いでしょう。
◆睡眠薬を処方してもらう
不眠の症状が改善されない場合は、早めに病院に行きましょう。内服治療をする事で、症状が緩和される方も多くいます。
しかし、不眠の根本的な原因を解決しないまま、薬に頼るのはよくありません。症状が悪化する可能性もあり、薬を服用しないと眠れなくなってしまう危険性もあります。
◆夜勤のない職場に転職
どうしても改善されないのであれば、心身を崩してしまう前に転職をする事をおすすめします。日勤のみの勤務や、クリニック・施設などの夜勤のない職場を選びましょう。
おすすめ快眠グッズ
◆アロマオイル
ラベンダーやカモミールなどのアロマオイルの活用は、快眠に繋がる効果があると言われています。アロマオイルをたらしたお風呂に浸かったり、オイルをコットンに染み込ませ、枕元に置いて眠りにつく事もおすすめです。
◆枕
枕と快眠の関係は、実は非常に大切です。枕は寝返りをうつのに、とても重要な役割を果たします。誰でも1日に20~30回以上の寝返りをうつといわれており、この寝返りを自然にうてるかが快眠できるために大切なのです。頭がスッポリうまってします柔らかい枕だと、上手に寝返りが打てず、上質な睡眠がとれません。
◆ヒーリング効果のあるCD
心地よい音楽を聴きリラックスをすると、脳からα波が出るとされています。そのためリラクぜーション効果が高まり、心地よい眠りにつきやすいのです。ぐっすり眠れるCDなども多く販売されているので、是非聴いてみてはいかがでしょうか?